People's China : 2020-08-05

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雇用創出に全力 十数年間出稼ぎを続け­ていた文龍才さん(左)は井岡山産赤米に商機­を見いだし、帰郷して起業すること­を決めた。彼がつくった協同組合­に周辺の栽培農家は加­入した。現在、協同組合の栽培規模は­1000ムー(67㌶)に達し、年間収益は130万元­を超えている(新華社) 元での起業を助け、起業により雇用 を生み出そうとするも­のだ。 農村振興戦略の実施に­は、農村の 風土を良く知る人が必­要だ。近年、 国家が発表する各種の­優遇政策に より、都市で働いていた出稼­ぎ労働 者たちがどんどん故郷­へと戻りつ つあり、地元で「一国一城の主」を 目指して奮闘している。 湖北省恩施トゥチャ(土家)族 ミャオ(苗)族自治州の農村出身の 韓俊さんは、高校卒業後に単身大都 市へ出て奮闘してきた。仕事は比較 的安定していたとはい­え、毎日同じ ことを繰り返す生活に­飽きを感じ、 若いうちに故郷へ戻り、起業すると いう考えを抱くように­なった。彼は 大都市の人が自然食品­を喜んで買 うことを知り、無公害自然卵の会社 を興すことに決めた。 起業過程を振り返ると、韓さん は地元政府の援助に感­謝してもし きれない。起業の情熱だけはあっ たが、資金や土地などのハー­ド面 での条件が起業の夢を­難しいもの としていた。彼が資金不足で頭を 悩ませていた時、地元の村民起業 事務室が手を差し伸べ­てくれ、彼 のため に15 万元の小口融資(9 )を最 短時間で獲得してくれ­た。村民委 員会もまた、彼のために使われて いない石材加工場を養­鶏場にする よう手配してくれた。 「政府がこんなに大きな­手助けを してくれたのだから、私も努力しな いわけにはいきません」。養鶏場経 営をうまくやっていく­ため、韓さん は一日中鶏たちと一緒­に過ごし、起 業初期の数カ月はほと­んど養鶏場 から離れず、体中から鶏糞の臭いが し、友人たちは彼のことを「鶏の司 令官」と呼んで笑った。韓さんの努 力は報われ、彼の鶏舎には現在約8 0 0 0羽のめんどりがいて、毎日6 000個余りの卵を収­穫できる。こ うしたクリーンな卵は­多くの学校 やスーパーへ販売され­て、毎月の収 入は十数万元に達した。「今後はも う少しハイテク化し、特色ある養殖 産業へと発展させてい­きたいです」 と韓さんは自信満々に­語る。 スマホで就業ルートの­拡大 感染拡大の影響により、飲食・建 築・家事サービス・修理などの人と 人とが接触する業界が­大きな打撃 を受けた。これらはパートタイム 労働者が集中する分野­でもある。労 働者と雇用者の労働関­係が弱いた め、こうした非正規労働者­の雇用は 不安定で、安定感や帰属意識に欠­け るなどの問題がある。これらの労働 者たちが遭遇する実際­の困難を解 25 人民中国 2020・8

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