異文化を食卓から学ぶ、ミラノエキスポ。

Milan Luxury (Japanese) - - Introduction -

イタリアの秋の味覚と言えば、トリュフ! イタリアにおける産地は、ピエモンテ州のアルバが有名だが、ミラノではイタリア全土から旬の食材が集まるため、タイムリーに季節の味覚を味わうことができる。ここ数ヶ月、日本からの来客との商談や会食が増えていることもあり、「せっかくなら…」ということで、トリュフ料理を味わう機会を得た。まさに、棚からぼたもちとはこのことである。イタリアのトリュフと日本食をどう組み合わせるか、という談義もなかなか楽しい。

さて、なぜ日本からの来客が多いのかと言えば、トリノで2年に1度開催される食の祭典「サローネ・デル・グスト」の開催年だったことも大きいが、一番の目的と言えば、2015年5月から10月まで開催される「ミラノエキスポ」前に、市内の要所を視察し、取引先との関係を深めておくためだ。味噌や、かつおぶし、海藻類、日本酒など。日本からこだわりの食材を持って、食の専門家や生産者がイタリアを闊歩している風景は、「ミラノエキスポ」の到来を肌で実感できる瞬間だ。

近年のミラノのトレンドとして、日本食ブームは留まるところを知らない。お洒落な食べ物として定着し、大切な人とのディナーや記念日に訪れる場所となっている。日本食を進化させたフュージョンレストランなど新たなジャンルも数多く登場し、熾烈な競争が繰り広げられている。保守的だと言われるヨーロッパのマーケットにおいて、これほど根付いた異国料理は珍しい。事実、日本食レストランをのぞくと、ミラネーゼは上手に箸を使いこなす。「ミラノエキスポ」は、ヨーロッパの食卓に、新たな日本文化が加わるきっかけを生み出すに違いない。

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