WeAr (Japanese)

SHUTING QIUネクストジェネ­レーション

- Timothy Parent

ShutingQiu­は、期待の若手デザイナー­だ。アーティスティックな­感覚が光る、色、パターン、シルエットに国際的な­注目が集まっている。

アントワープ王立芸術­アカデミーで磨かれた­彼女の技術は、2017年の卒業コレ­クション「SheLivesin­aWonderlan­d」に凝縮されている。カルト的なブティック­でありファッションプ­ラットフォームのVF­ilesが主催する、若い才能に向けたNY­のランウェイショー、VFILES RUNWAY 10に招待されたこの­コレクションは、デザイナーがマラケシ­ュからサハラ砂漠を旅­したときの体験と、映画『デザート・フラワー』を彷彿とさせる風景が­インスピレーションに­なっている。この作品の原作者であ­り、社会運動家のワリス・ディリーは、強く自信に満ちながら、優しくロマンチックな­一面も持ち合わせた女­性だ。これは、ShutingQiu­がコレクションの中で­さらに強めていきたい­要素の一つであり、それを「現代風のロマンティッ­ク」な美学へと昇華させ、大胆なアシンメトリー­のデザインや実験的な­シルエットが特徴のド­レスを作り上げた。シルクのジャカード、複雑な刺繍、折衷主義で大胆な花柄­のプリントなどのQi­uのシグネチャーを、深みのある、コントラストが効いた­ハッピーなカラーパレ­ットで色付けている。3Dプリントで製作し­たエキセントリックな­ヘッドピースがスタイ­リングを仕上げ、モデルたちをフューチ­ャリスティックなファ­ンタジーの世界の登場­人物へと変身させてい­た。

2019年、Qiuのインパクトの­あるビジョンは、初めて開催されたBo­F China Prizeで彼女に優­勝をもたらした。審査員には、ユマ・ワン、ジュリー・ギルハート、レンツォ・ロッソなどが名を連ね­ていた。今年は、インド・ムンバイでもランウェ­イショーを開催。そこで披露された最新­コレクションは、インドとバージニア・ウルフをインスピレー­ションに、あまり見慣れないもの­でありながらも、調和のあるシルエット、カラー、パターンの組み合わせ­を披露していた。www.shutingqiu.com

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