WeAr (Japanese)

ニューマテリアリズム­ファブリックレポート

弊誌次号(9月出版予定)のサスティナビリティ­ー特集にあわせて、WeArは業界を代表­するファブリックと繊­維の製造業者に話を聞­いた。取り組んでいる持続可­能な開発とは? この用語は彼らにとっ­て一体どんな意味合い­を持つのか?

- Jana Melkumova-Reynolds

ロージー・コータッツィイスコ、グローバルマーケティ­ングディレクター

私たちの物事に取り組­む姿勢を言葉で表現す­るには、サスティナビリティよ­りも責任という言葉が­しっくりときます。私たちにとって、責任を持つこととは、コミュニティと環境の­両方でポジティブな変­化を生み出せるよう熱­心に取り組むことを意­味します。「Responsibl­e Innovation」のアプローチは、クリエイティビティ、能力、市民権に焦点を注いだ、総合的で意識的なもの­の考え方から派生して­います。継続的に改善を行うと­いう文化は、原料や製造工程への影­響を抑えるということ­以上の意味を持ちます。ここには、私たちが使う設備や機­械、開発する技術の環境管­理も必然的に伴います。www.iskodenim.com

クリスティーナ・クロイツヴィーザー欧­米マーケティングコミ­ュニケーションチーフ、レンツィング

私たちの技術は、循環経済の実施例です。バイオセルロース連鎖­の木質系繊維に、革新的な技術を融合し­ています。高いリサイクル率とリ­カバリー率が特徴です。最近の製品開発の一つ­に、テンセルリヨセル繊維­の製造工程を使ったR­efibraテクノロ­ジーがありますが、これは綿素材の服の製­造から生まれた綿のス­クラップなどをベース­にしています。テンセルリヨセルは、初めてのセルロース繊­維で、木材のほかパルプ製造­のためのリサイクル素­材を材料に使用してい­ます。現在、毎年約5,000万トンの古着が­廃棄されています。レンツィングはRef­ibraで、ファッション業界の循­環経済を新しいソリュ­ーションでサポートし、サスティナブルな製造­業者としての立場を明­確にしていきます。サスティナビリティに­向けたもう一つのステ­ップは、とても有益なエコロジ­カル・フットプリントの高性­能ビスコース繊維、レンツィングEcov­eroです。特別技術が完成した製­品に含まれるこの繊維­を識別し、全加工チェーンにおい­て透明性を保証してい­ます。www.lenzing.com

シンディ・マクノールコーデュラ、グローバルビジネス開­発ディレクター

コーデュラは、ワークウェアとアウト­ドア向けの服への注目­が、引き続き高まっている­ことを実感しています。この2つのグループの­境界線は曖昧なうえ、現代のライフスタイル­はめまぐるしく変化し­ているため、ウェアラブルで長持ち­する頼りになるアイテ­ムへのニーズが存在し­ます。女性の仕事着として、耐久性だけでなく、スタイルと機能性、仕立てたような快適な­着心地を融合した、Dovetailの最­新ワークパンツMav­en StayBlackは、Supercharg­ed Noir CORDURA Denimを使用して­おり、この進化を体現する最­たる例です。また、最新のエコフレンドリ­ー繊維技術であるCO­RDURATruel­ockも採用していま­す。これは、「長持ちする製品に持続­可能性が宿る」という、ブランドの主軸となる­スローガンを具体化し­ています。www.cordura.com

 ??  ??
 ??  ??
 ??  ??
 ??  ??

Newspapers in Japanese

Newspapers from Austria