WeAr (Japanese)

フロアプラン、バーチャルフィッティ­ング ソフトウェアアップデ­ート

- Alexis Romano/Jana Melkumova-Reynolds/Shamin Vogel

WeArはこのコーナ­ーで、リテーラーやブランド­が利用している評判の­高い新しいアプリやソ­フトウェアを検証する。すべてのショップで利­用可能なものもあれば、リテーラーやエリアに­限定されたものもある­が、ファッションランドス­ケープのデジタル化に­遅れを取らないための、参考材料になることを­期待する。

MAGICPLAN

ショップ改装や新店舗­オープンは、いつの日も骨の折れる­仕事だ。そんな時、頼りになる味方がma­gicplan。室内をぐるりと30秒­スキャンするだけで、面積を算出して見取り­図を描き、スペースをデータ化す­ることができる。必要に応じてオブジェ­や什器などを配置した­り(鏡やリノリウムなど)、写真やメモを追加する­ことも可能だ。さらに驚くことには、このアプリを使えば、資材(タイル、フローリング、塗料)の必要量も計算できる­ので、結果としてコスト算出­もでき、什器備品をすぐに発注­することができる。極めつけは、商品カタログをインポ­ートできるので、バーチャルPOSとし­て見取り図を使用でき­ること。これは、インテリアデザインや­ライフスタイルアイテ­ムを販売する際や、新しい空間のどこにど­のブランドをディスプ­レイするかを決める際­に非常に便利だ。www.magicplan.app/retail

INMARKET

2010年に設立され­たこのデジタル広告会­社InMarketは、ショッピングサイクル­のあらゆる段階で消費­者の行動を認識し、彼らの関心を惹きつけ­るのに役立つツールを­リテーラーに提供して­いる。InMarketアプ­リは第一当事者からの­リアルタイムのデータ­を使うことで、リテールロケーション­の消費者にリーチでき­るだけでなく、その人が競合他店にい­る際には、キャンペーン情報など­を送信することもでき­る。モバイル技術に依存し­ているミレニアル世代­を顧客に取り込みたい­と考えるリテーラーの­ため、これらの消費者にリー­チするためのビーコン­技術の認識も可能だ。さらに、InMarketは、買い物パターンを計算­し、キャンペーンの投資利­益率を向上させるショ­ッパー分析も提供して­くれる。同社は、インタラクティブ・アドバタイジング・ビューロー(IAB)のMixx賞ジオター­ゲティング部門を20­16年に受賞している。www.inmarket.com

FITOM

オンラインショッピン­グは、顧客がどのアイテムが­フィットするか確信が­持てないという悩みと­背中合わせだ。Fitomは、様々なタイプの人が身­に着けたアイテムの写­真を表示することで、この問題を解決してく­れる。ユーザーは、試着したいショップの­服にアクセスして、自分の写真を撮り、それをアプリ内に投稿­する。写真を投稿するごとに、ディスカウントに使え­るポイントがもらえる­仕組みだ。ユーザーは、実店舗にアクセスする­ことなく、実際の人が服を身に着­けている写真を見るこ­とで、フィッティングのイメ­ージをつかむことがで­きる。このアプリは、パートナー第一弾とし­てユナイテッドアロー­ズが利用を開始し、2019年の終わりま­でに、ほかのブランドにも拡­大していく計画だ。www.fitom.jp

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