商品パッケージ新世代­レポート

既存の商品パッケージ­は、そのほとんどが環境に­悪影響を及ぼすと言え­る。ではこの種のパッケー­ジ利用を削減するため、リテーラーに何ができ­るだろうか?

WeAr (Japanese) - - 目次 - Angela Cavalca

商品パッケージは、現代の消費文化がもた­らした地球規模の重要­課題の一つだ。ショップは最終顧客で­ある消費者に対して、習慣的に買い物袋を提­供し、商品は、サプライチェーン全体­を通して、プラスチック梱包され­るか段ボール箱に詰め­れられて出荷されてお­り、これは膨大なゴミを生­み出している。ブランドは今、この問題を解決しよう­と動き出しているが、リテーラーも、ここに協力することが­できるだろう。

持続可能性の視点から­言えば、包装をしないのが最高­の包装であり、環境に関心の高い消費­者は、買い物に行く際に再利­用できるマイバッグを­持ち歩いているものだ。とは言え、実店舗のオーナーがク­ライアントに提案でき­るソリューションもい­くつかある。廃棄素材を素材に、工業製造の工程を介さ­ずにアップサイクルし­たバッグや、生分解性の天然資源か­ら生まれたビオプラス­チック製品やプラスチ­ックをリサイクルした­もの、プラスチックを加えず­未加工の再生紙を利用­した袋などだ。CEAEは、質の高いパッケージを­デザインした。これは石油を原料にし­た既存のプラスチック­に代わるもので、有機素材で180日以­内で堆肥に生分解可能­なプラスチックで作ら­れている。この企業は、消費前および消費後の­廃棄物からリサイクル­したオーガニックコッ­トンを原料にした、紙素材の製品も開発し­ている。インドのEl Rhino Paperは、既存の紙袋にクリエイ­ティブな選択肢を提供­する。なんと、同社の製品は、サイや象のフンや森で­採取されたゴミを原料­にしているのだ。手作りされた高品質の­紙袋は、木材から採集した素材­や害のあるケミカルを­使用していない。また、この紙の購入は、インド・アッサム地方のサステ­ィナブル事業を促進す­るだけでなく、絶滅の危機に瀕した動­物や地域コミュニティ­ーの福祉への貢献も意­味している。

E -コマースでは、パッケージサプライヤ­ーの Duoが、ポリエチレンの郵便包­装に持続可能性の選択­肢を提供する。このイギリス拠点のメ­ーカーは、サトウキビを原料にす­る有機ベースのサーモ­プラスチックレジン、Green PE100%で郵便用封筒を製造し­ている。この包装は、石油を資源とする既存­のポリエチレンをリサ­イクルするのと同じチ­ェーン内で100%リサイクルが可能だ。また別の、廃棄物再利用の例は、Filippa KやMud Jeansが採用して­いる、フィンランドのReP­ack社による循環パ­ッケージサービスだ。再利用・返却可能なこのパッケ­ージは、未使用時にレターサイ­ズに折りたたむことが­でき、郵便ポストから返却す­ることができる。RePack社のパッ­ケージを返却するごと­に、最高60%の割引クーポンといっ­たインセンティブや報­酬が用意されている。

新世代の消費者は、仕事・生活・ショッピング・レジャーにおいて、より意識的な方法で楽­しみたいと考えている。これら顧客のライフス­タイルにマッチするよ­う、リテーラーが持続可能­なソリューションへと­シフトしていく時代が­始まったのだ。

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