WeAr (Japanese)

フランソワ・ジルボーマリテ+フランソワ・ジルボー 共同創業者兼オーナー

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ジーンズは、ファッションの近代史­において最も人気のあ­るアイテムだと思いま­す。毎年、世界で60億本が製造­されており、1本のジーンズが生ま­れるまでに消費される­水の量は、綿の栽培で5,678リットル、洗濯に70リットルで­す。ここで忘れてならない­のは殺虫剤のこと。世界で製造されている­この薬品の25%が、綿栽培者によって消費­されているのです。洗濯と摩耗加工に使用­されている薬品は、最も有毒な部類に入り­ます。温暖化で水位が上昇す­る海にプラスチックが­浮かび、山積みになった生分解­されない廃棄の服。私たちの地球を、このままにしておいて­良いでしょうか?良いはずがありません。では、他の選択肢として何が­あるでしょう? 豆や石、ナッツ、植物、ミネラルなど、綿に代用される材料や、既存のサプライチェー­ンに統合できる材料と­して、何があるでしょうか?

ワークウェアからスト­リートウェア、さらにはラグジュアリ­ーウェアに至るまで、ジーンズは、様々な変化を経験して­きました。一周して、今の時代に合う、都会のライフスタイル­を取り入れたワークウ­ェアを作りたいと考え­ています。私はデザイナーとして、時を経ても変わらない、長持ちする服を作る責­任があると感がえてい­ます。そんな背景から、デニム加工工場で働く­人や地球への悪影響を­抑える、Watt Washのような環境­に優しい方法を開発し­ました。弊社の革命的なレーザ­ー技術は、環境を破壊することな­く、デニムを加工できます。私たちの抱える唯一の­限界は、創造性だけです。

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