MARCHE ET DÉMARCHE
パリ装飾美術館は、『マルシェ エデ マルシェ』展で、引き続きファッションと身体の関係を掘り下げていく。この靴の歴史の展覧会は、中世から現代までのスタイルの進化とフットウェアの文化的な意味合いを振り返る。靴に加えて、美術館の豊富なアーカイブやコレクターの所蔵品から絵画や装飾美術、写真、映像、広告なども展示され、ストーリーの奥行きを深める。コスチューム(クリスチャン ルブタンやデビッドリンチのバレエシューズ)やハイファッション(ラフシモンズによるクリスチャンディオールの靴)から、歴史的な所蔵品(マリー・アントワネットの室内履き、1792年)、アバンギャルド(イリス・シーファーシュタインの“ひずめ”、2006年)まで、異なるカテゴリーで披露され、歩くという日々の動作に疑問を投げかける内容だ。