AKANE UTSUNOMIYA
「Modern、Luxury、Creativity」という3つのキーワードをコンセプトとして掲げ、変化の激しい東京ブランドの中で、独自の物の見方と表現力で評価を得ているブランド、AKANE UTSUNOMIYA。デザイナーの蓮井茜は、セントラル・セント・マーチンズ美術大学でニットを専攻し、その後2009年にブランドをスタートさせた。現在のコレクションの中でも、まず注目を集めるのは得意とするニットアイテム。色使いや個性的な切り替えデザインは彼女の特筆する個性だ。イタリア産の生地や糸などでオリジナルの生地を作成しており、素材へのこだわりもひときわ強い。毎シーズン人をわくわくさせることを意識し「遊び心のある服」をスタイルの軸としている。2019年、蓮井はフレッドペリーとコラボレーションし、パターンやプリント、シルエットで遊びを加えながら、クラシックなスポーツウェアに再解釈を与えた。2020 -21年秋冬のコレクションテーマは、本人が訪れたロンドンで見た「クラシックカー」。その色使いや、メタリックでインダストリアルな素材感を表現したものだ。また、ブランドの代名詞とも言えるニットでは、アンゴラやファーなどテクスチャーを変え、型にはまらない女性らしさと独特の空気感を表現している。銀座三越、ビームスなど、日本のバイヤーからの支持はすでに高く、今後は海外での展開に注力し、さらに次の10年ブランドを発展させることを目標としている。2020-21年秋冬コレクションよりスタートさせたパリでのセールスで今後さらに飛躍が期待される。www.akane-utsunomiya.com