DANIQUE GUNNING (08) CO-OWNER, MUD JEANS
消費者は、信頼感を失っています。ファストファッションブランドは、サスティナビリティという言葉をマーケティングツールとして使い、その言葉が持つ本質と信憑性の欠如を導いています。私たちは、完全な透明性を提供します。すべての製品にLife Cycle Assessment(ライフサイクル評価)を導入し、ジーンズ1本が環境に与える影響を正確に理解しようとしています。ただ、デニム販売の鍵は、いかにパーソナルにできるかということです。ですから、仮に数字が正しくても、その1本を身につけていて気持ちがよく、自分にしっくりくるという経験を提供できなくては意味がありません。#ISAVEDIT キャンペーンをスタートするところです。これは、インフルエンサーが、サスティナブル度が最も高いジーンズを実際に履いて、その感想を共有するというものです。自分が求めるジーンズを身につけられるのは気分が良いものですが、それを自分のフォロワーと共有できれば、なおさら嬉しいものです。
どんな決断を下す時も、循環性が重要です。例えば、現在私たちは、リサイクルデニム100%のジーンズ第1号を世に送り出そうと研究をしています。その前は、返品されてきた3,000本のMUDジーンズとともに、バレンシアのリサイクル工場まで車を走らせ、リサイクル工程を映像に収めるという、ちょっとクレイジーなことをしました。去年は、チーム全員でチュニジアにある弊社工場を訪れ、チュニジアを探索し、撮影を行い、そこでの滞在の様子をインスタグラムのストーリーズにアップしました。私たちにとって、これはパーソナルでリアルなストーリーであり、完全な透明性を伝えることでもあります。