STEPHANIE LAWSON (23) BRAND FOUNDER, ZODIAC ACTIVE; DESIGNER, CONSULTANT AND EDUCATOR, LAWS ON DESIGN
課題の1つは、デニムやスポーツウェアの中間にあるようなハイブリッド製品どう伝えるかということです。ナイキのデニムの冒険にとても興味があります。特に、そのコミュニケーションについて。なぜなら、同社は数年前にこの分野において特許を申請しているからです。
中国では今も、デニムは非常に廉価品とみなされています。プレミアム製品の類は、その価値が伝わるように努力していかなければなりません。この領域はいわゆる「建設中」の状態です。
モダンな専門技術がデニムのストーリーを再び盛り上げている例が、世界中に存在します(フォスティン・スタインメッツなど)。最近のクラフトデニムの中で最も魅力的なテーマの1つは、シュールレアリズムや“ファンタジー”のデニムです(イタリア人がこう呼んでいます)。デザインに対する素晴らしい審美眼を持つ、インディクリエイター、通販で手に入る1点もののアイテムを作り上げます。中には、本物の「超我流のデニムクチュリエ」(自宅で一人、絵の具やハサミ、ヤスリを手にしたハイパークリエイティブ)の域に達している人もいます。
エル・ソリタリオやDeus Ex Machinaは、“ヘリテージ” のストーリーを新しい方法で語りかけます。西部アメリカのイメージをバイカーのインスタグラマーで魅力的にアピールしています。中国とインドでは、バイカーのライフスタイルの人気が上昇し始めたところで、今後ヘリテージデニムが成長を遂げるのか興味深いところです。