ラウラ・ビカリア (06) MUD JEANS CSRマネージャー
現在コットンは、ジーンズ製造において環境面で最も高価な要素の一つです。たとえ、オーガニックコットンを使用していてもです。したがって、未加工コットンへの依存度をさらに下げることが、目に見えてポジティブな効果を挙げることに繋がります。MUD Jeansは現在、「Road to 100」というプロジェクトに取り組んでいます。消費者から回収したリサイクルコットンを100%使用して、ジーンズを製造するため、Circle Economy、サキション大学、Recoverとともに協働作業を行っています。このプロジェクトを通して、短繊維の問題を解決することも目標に掲げています。標準的な機械のリサイクル工程は、リサイクルコットンを新しいジーンズを作るために使うヤーンへ配合しますが、切り刻まれたコットン繊維が短すぎるのが問題です。そこで私たちは、分子と機械の2種類のリサイクル技術を組み合わせることで、この問題を解決しようとしています。この組み合わせを実現し、ジーンズの風合いを維持しながら、オーガニックのバージンコットンの使用を完全に排除することができると期待しています。