『BAGS: INSIDE OUT』展
ロンドンのV&Aによる、ファッションの最新展覧会は、「スタイル、機能性、デザイン美、クラ仏マンシップ」を備えたバッグがテーマ。デザイナーのハンドバッグやヴァニティケースから、ミリタリーのリュックサック、アタッシュケースや旅行トランクまで、16世紀から今日に至る300点がディスプレイを飾る。まず、エリザベス1世の英国国璽(国の印)の保護ケースを始め、日用品から珍しい品まで、私たちが日常的に使用する品々の収納場所としての実用的な機能について掘り下げている。一方、セレブの文化におけるバッグの役割にもスポットを当て、『セックス・アンド・ザ・シティ』に登場したフェンディの「バゲット」や、ジェーン・バーキンが所有する、エルメスのバーキン第一号などを展示。デザインで実験を試みたバッグや重要なオブジェの代表として、海洋廃棄物をリサイクルしたステラマッカートニーのサスティナブルなバッグパックや、ステートメントアイテムの代表として、政治的なメッセージを面白おかしく表現したシャネルの牛乳パック型バッグやミシェル・プレッドの「My Body My Business」ハンドバッグなどを披露している。あなたがもしロンドンへと足を運べないなら、Google アートプロジェクトが提供するV&Aの展覧会『Schiaparelli and Surrealism』を体験することもおすすめだ。
2020年11月21日〜2021年9月12日Victoria and Albert Museum Cromwell Road, SW7 2RL London www.vam.ac.uk