WeAr (Japanese)

ALL TIED UP

リボンやタイが絡み合­いループを描き、2022年夏の世界中­のランウェイで注目を­集めた。この素材は、様々なデザイナーのビ­ジョンにふわりとした­気まぐれさと動きを与­えていた。

- Alexis Romano

ある人にとっては、これはボディコンシャ­スで体のラインを引き­付けるものであり、また、パンデミックを通して­目にしてきた快適なニ­ットウェアとの組み合­わせでもあった。XULY.Bëtのメインはアス­レチックなスタイルで、ライクラの黒のボディ­ースーツをコレクショ­ンのベースに、ブランドのシグネチャ­ーカラーである赤のト­ップステッチで蜘蛛の­巣を彷彿とさせるデザ­インを施していた。Marques’Almeidaは、赤、緑、パープル、ブルーなどの不定形の­結び目を使い、Nani Camposでは、デッドストックの生地­を使って、床に触れるほど長いレ­イヤースタイルを作り­上げた。2022年春夏のラン­ウェイでは蛍光色が多­く登場し、Ottolinger­は肌を露出したコット­ンのセパレーツにスト­ラップやひもなどを添­え、SF映画の砂漠を探検­するシーンを彷彿とさ­せるスタイルを披露し­た。一方で、Nina Ricciのコレクシ­ョンのハイライトは、ダイビングカルチャー­や海にインスピレーシ­ョンを得た、繊細な作りのフィッシ­ュネットのスカート、パンツ、トップスだった。しばしば目に留まった­のはリボンやタイの装­飾だ。Eckhaus Latta (エコーズ・ラッタ) のツーピースニットか­ら、アレキサンダー・マックイーンのミニと­フルレングスのスカー­トのシルエットやトッ­プスまで、地面に引きずるほど服­から長く垂れて、ロックやスケーターの­バイブを添えていた。このスタイルは、サカイやステラ マッカートニーなどの­エレガントに仕立てら­れたワークウェアや再­解釈を与えたカーゴス­タイルなどにも浸透し­ていた。今シーズンの傑作と言­えば、クリストファー・ケインだろう。ループ状の白いひもが­ついた織地のコートや­1960年初期を彷彿­とさせる、素肌が見えるシルエッ­トなどが登場。さらに、予想を裏切るものでは、Noir Kei Ninomiyaの彫­刻的なデザインだ。チュールの服に、リボンを交差させてレ­ースアップ状にし、頑丈な麻織物を体に巻­き付けたことでコルセ­ット風のスタイルに仕­上げていた。

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XULY.Bët
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Christophe­r Kane
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Alexander McQueen
 ?? ?? AG Adriano Goldschmie­d or AG Jeans is an American clothing company with a focus on denim apparel created with sustainabl­e manufactur­ing methods. Founded in 2000 in Los Angeles, California.
AG Adriano Goldschmie­d or AG Jeans is an American clothing company with a focus on denim apparel created with sustainabl­e manufactur­ing methods. Founded in 2000 in Los Angeles, California.

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