NIKE解体から生まれたデザイン
「最終地点を意識してデザインし、長持ちする製品をつくる」。この命題は、ナイキのシニア・アパレルニットデザイナーのOksana Aniを、解体しながらデザインするアプローチへと導いた。製品寿命の終わりを変革する循環型ソリューション、つまり「物事を分解するには、解体方法が鍵」だ。通常、服を解体するには膨大な時間がかかるため、リパーパスできる服をデザインすることが改革的であり続けてきた。また、「デザイナーと消費者のマインドセットを変えること」もポイントだ。ナイキでは、廃棄された製品をシュレッダー処理で綿毛状にして紡績し、織りや編み工程を経て新しい素材へ作り上げる解体方法を取り入れている。www.nike.com