世界と共に未来築く輸入博
上海は1843年に開港して以来、伝奇的な
色彩に満ちた都市であり続けた。「東方のパリ」
とたたえられた上海は、その国際的色彩によっ
て、世界の人々が中国を訪れる際の窓口になっ
た。1 9 9 0年、改革開放の深化に伴い、上海は
新たな重要な発展のチャンスを迎えた。浦東の
開発である。28年にわたる発展を経て、浦東新
区は数多くの国際金融機関が集まる場所にな
り、以前の田園風景は一気に「東洋のマンハッ
タン」へと変わった。こうして、上海は世界的
に有名な金融センターになった。2 0 1 3年9
月、上海自由貿易試験区が浦東に設置され、そ
こは、よりゆとりがあって便利なビジネス環境
月5日か
輸入博の会期中
は、世界各地か
日まで、6日間にわたった
万平方㍍近い展示ホールに
万人以上のバイヤーが集
まった。彼らは鋭い目でビジネスチャンスを探
し、一刻を争うように各種の問い合わせ、商談、
契約締結を行った。売り手と買い手のどちらに
とっても、輸入博はまるで扉を開いた「宝物庫」
のようで、巨大なビジネス利益が彼らに手を
振っているように感じられた。
習主席が開幕式の基調演説で指摘したよう
に、今回の輸入博の開催は、
中国が新たな高いレベルの
対外開放を見据えて行った
重大な意思決定であり、中国
が進んで世界に向けて市場
を開放した重大な措置だ。輸
入博は現時点で世界初の輸
入をテーマとした国家レベ
ルの展示会で、国際貿易発展
史上の創造的な取り組みで
ある。
世界経済の大きな調整、保
護主義と一国主義の台頭、リ
スクと試練の深刻化に直面
して、輸入博を開催したこ
とは、多国間貿易体制を支持
し、自由貿易の発展を推進す
るという中国の一貫した立
場を体現した。それは、中国
が開放型世界経済の構築を
推進し、経済グローバル化を