深圳を変えた3分野の革新
中国の改革開放の実践は、深圳の蛇口から始
まった。40年間で、深圳の経済は飛躍的な発展
を遂げた。1 9 7 9年、深圳の国内総生産( G
D P )はわずか1億9 7 0 0万元で、1人当た
りG D Pは6 0 6元だった。2 0 1 7年、深
P
無名の「小さな漁村」から人口2000万人
超の現代的な国際都市へと、改革開放政策実施
後、中国が設立した初の経済特区― ―深圳は、
世界の工業化・都市化・現代化史上の奇跡をつ
くり出した。
3日に1階分のペースでビルを建てる「深圳
スピード」から1日
長率
習近平総書記
件の発明が特許を得る
「中国クオリティー」まで、新時代を迎えた深
はいっそう意気揚々と前進し続けている。
のGDPは2兆2400億元、1人当たりGD
万3 1 0 0元となり、G D Pの年平均成
%に達した。中国経済の中心都市と
なった深圳からは、華為(ファーウェイ)、招商
銀行、騰訊(テンセント)など、「フォーチュン・
グローバル5 0 0」にランクインしている企業
が7社誕生した。また、同ランクイン企業のう
ち200社以上が深圳で投資を行っている。
月に深圳を視察した
際、「深圳は改革開放政策を最も早く実施した
都市であり、影響が最も大きく、最も優れた経
済特区でもある」と指摘した。
英誌『エコノミスト』も、「全
世界に4000カ所超ある経
済特区のうち、最も成功した
手本は『深圳の奇跡』だ」とそ
の成果を評価した。
最初に「大釜で炊いた飯(一
律の待遇)」のような平均分配
制度を打ち破り、土地競売の
「最初のハンマー」を鳴らし、
最初の為替スワップセンター
を設立し、率先して幹部の職
務終身制を廃止した。こ
年間に、深圳は数千の「国内
第一」をつくり出した。その過
程で、競争の観念、市場の観念、
契約の観念、情報の観念など
が次第に形成され、中国の現
代化プロセスにおいて、時代
の息吹、イノベーションの息
吹を最も備えている精神文明
を切り開いた。
今の深圳は依然として起業
家の「エデン」だ。ここには、
大胆に試行錯誤をする、遠い
未来を見通す、勇敢に時代遅
れの慣習を刷新するといった
改革者の特質がすでに深く根