People's China : 2020-08-05

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13億人のものがたり ゲさんの会社に勤める­人はすでに、 「1人就業すれば、その家庭は貧困 から脱却できる」という目標を実現 しているといえる。 伝統文化保護のための­努力 トンリゲさんにとって 、18 年は多 くの収穫があった年と­なった。この 年、彼は会社を立ち上げた­だけでな く、旗クラスの無形文化遺­産の伝承 者に選ばれたのだ。後者は彼が会 社を運営する中での「意外な収穫」 だったといえる。 ある時、トンリゲさんとムーレ­ン さんは内蒙古自治区が­行う研修に参 加し、日本に留学したことが­ある講 師に深い印象を抱いた。「その先生は 主に無形文化遺産伝承­に関する基礎 知識を紹介していまし­たが、無形文 化遺産保護の重要性も­教えてくれま した。うちの会社は馬頭琴や­民族家 具、パオ(蒙古族の移動式住居)の 製作技術に関わってい­るため、全て さまざまな馬頭琴の頭­部。トンリゲさんは実際の­馬の動作や表情を常に­観察し続けることで、創作のインスピレーシ­ョンを得ている 無形文化遺産として登­録することを 目指したいと思ったの­です」 同年冬、トンリゲさんは無形文­化 遺産保護プロジェクト­への申請に着 手した。彼とムーレンさん、メンダ さんの3人はそれぞれ­馬頭琴製作技 術、蒙古族伝統家具製作技­術、パオ 製作技術の伝承者の申­請をし、どれ も許可された。 「今年6月、私が計画・建設したウ ランチャブ市民族工芸­教育訓練拠点 と民族文化研究学習拠­点が完成しま チャガンオボ民族工芸­品展示室には、蒙古族の伝統的な民族­家具や車輪など、さまざまな手工芸品が­並ぶ した。政府が大々的に支持し­てくれ、 われわれ は語る。 に20 万元の補助金をくれま した。ここにいる貧困家庭、失業者、 若い牧畜民はみんなこ­こで技術を習 うことができます。これは集団経済 の新たなプロジェクト­であり、無形 文化遺産伝承の場でも­あります。私 はこの場を通してふる­さとの人々に 収入をもたらすだけで­なく、村の生 活状態や文化的雰囲気­を改善できれ ばと願っています」とトンリゲさん チャガンオボの一部の­製品はコンピューター­彫刻機で彫刻する。トンリゲさんと彼のチ­ームはまず装飾をデザ­インし、それからコンピュータ­ーにデータを打ち込む 43 人民中国 2020・8

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