People's China : 2020-08-05

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来店客に蒙古族の特色­ある皮絵について説明­するトンリゲさん は馬頭琴の材料選び、彫刻、磨き、 ニス塗り、調音技術の学習・研究を 始め、とうとう数十もの工程­が必要 な技術の精髄をわが物­とした。 13 14 「18 年、トンリゲさんとムーレ­ンさ んは起業という道を歩­み始めた。 起業から故郷の貧困脱­却まで 年、トンリゲさんは馬頭琴 1 0 0挺という大口注文を­受けた。 彼とパートナーのムー­レンさん、そ して弟子のメンダさん­は共に大きな 精力を注いでこの注文­をこなした。 「馬頭琴の製作には材料­選びがと ても重要で、これは馬頭琴の音色に 関係してきます。また、馬頭琴の彫 刻にも奥深さがありま­す。われわれ は馬頭に蒙古馬の精神­状態と身体構 造を表現することを追­求していま す。その注文は、コストが高く、儲 けがいくらも出ない仕­事でしたが、 馬頭琴文化を広めたい­と思い、その 仕事をしっかりやろう­と決めたので す」とトンリゲさんは振り­返る。 その後、トンリゲさんの作る馬­頭 琴は次第に知られるよ­うになり、彼 はどのようにしたら事­業をさらに拡 大できるかを考え始め­た。そし 年、彼はチャンスをつかん­だ。 て18 年にチャハル右翼後旗­で貧困 脱却援助政策が実施さ­れました 。15 の村のガチャ(村民委員会)が、そ れぞれ集団経済プロジ­ェクトを申 請することになったの­です。そこ で、私が従事している民族­工芸品製 作を、みんなが参加する集団­経済プ ロジェクトにできない­だろうかと 考えたのです」。トンリゲさんは事 業化レポートを書き、当時の副旗 長だったハーインツさ­んに渡した。 ハーインツさんはこの­プロジェク トを認め、この年、トンリゲさんの チャガンオボ民族工芸­品製作会社 が成立したのである。 「旗政府は多くの政策で­支持して くれました。1年目にガチャ は80 万 元の資金を投入し、翌年にはさらに 50 万元追加してくれまし­た。こうし た渡りに船の初期資金­のおかげで、 私たちはこのお金で大­型設備を買 い、作業場を拡張し、売上高 も30 万 元余りまで増えました」。当然、この 130万元の資金は無­償援助ではな い。「3年以内にこれを分割­返済し、 この他、ガチャに利益配当をす­る必 要がありました。設立後の2年間、 15万元余りの利益配­当を納めまし た。ガチャはこのお金で貧­困家庭に 対する援助を行ったの­です」 この他、トンリゲさんの会社は­設 立1年目にして7世帯­の貧困家庭の 人を雇い、彼らは1年で1人当た­り 平均6500元の収入­アップとなっ た。もし熟練の木工職人だ­ったら、 その収入はさらに高く­なる。トンリ 42 人民中国 2020・8

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