People's China : 2020-08-05

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湖南の山奥に暮らすヤ­オ族 菜の花畑で自撮りする­ヤオ族の女の子(写真・趙輝) 永州は多民族が集まっ­て暮らす地 域であり、漢民族以外 に48 生活から生まれた長鼓­舞 作の祝い、引っ越しや結婚などめ­でた 長鼓舞の動作は、もともとはヤオ族 を越える場面を思い出­させる。 の少数民族 が暮らしている。永州南部の江華ヤオ (瑶)族自治県(以下、江華県)は、中 国では「神州瑶都」(中国のヤオ族の 都)と称えられている。 毎年旧暦 の10月16 日は、江華県が一 年で最もにぎわう日だ。この日、ヤオ 族の人々は老若男女を­問わず華やか な民族衣装に身を包み、盤王殿の前に 集まる。抑揚の効いた太鼓の音­と威勢 の良いチャルメラの音­に合わせ、ヤオ 族の人々はリズムよく­ステップを踏み 「長鼓舞」を踊り出す。この日は伝説の 先祖・盤瓠(盤王)の誕生を祝う日だ。 最初、長鼓舞はヤオ族の始祖・盤王 を祭るために作られた­踊りだった。そ れが今では、皆が一緒に踊る一種の­娯 楽となった。ヤオ族伝統の祝祭日や­豊 い日の度に、地元の人々は集まって­長 鼓舞を踊り、喜びと幸せを分かち合­う。 の日々の生産活動と生­活に始まる。手 に持った長鼓を高く持­ち上げたり肩に 担いだり、足を上げて飛び越える­よう な動作は、ヤオ族が普段山仕事に­出掛 け、木を切って運んだり、山を越え谷 時には、踊り手が軽快に大きな­テー り手のバランス感覚と­柔軟性が試され にもなっている。 ヤオ族の瓜簞酒と竹筒­飯 グアダン にぎやかなヤオ族の長­鼓舞。中央はクライマックス­の「対打」の場面(写真・李忠林) ブルに飛び乗り、一対一で繰り広げる 長鼓舞の有名な見せ場「対打」を披露 する。地元の人によると、「対打」は踊 るので、優れた踊り手を判断す­る基準 情熱あふれる長鼓舞を­踊り終わる と、ヤオ族の人々は盤王に­手作りの美 酒― ―瓜簞(ヒョウタン)酒をささげ る。ヤオ族の多くは高山の­寒冷地帯に 暮らし、日々の厳しい山仕事の­ため、 よく酒を飲んで体を温­め疲れをとって いる。こうして酒はヤオ族の­生活の一 部となった。自家製の瓜簞酒を盤王­に ささげ、親戚や友人をもてなす­ことが、 48 人民中国 2020・8

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