People's China : 2020-08-05

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ひっぱく 努めた。逼迫した状況を知った­本社は 急ぎ各方面に呼び掛け、企業や個人か ら寄付を募ったところ、楊熹さんと日 本浙江総商会、山東斉河藍絲帯心連心 協会から1万4000­枚のマスクを集 めることができた。 調達の次は分配だ。切実にマスク を必要としているとこ­ろに配るため、 東京支局は寄贈先を徹­底調査、送付 リストを作成して優先­順位を確定し た。数十年来の読者や中日­関連事業 の関係者は年配者が多­いため優先的 に送り、団体は当社のパートナ­ー関 係にある団体や老人、児童福祉関係 の施設を候補とした。 各団体から寄贈が相次­いでいるが、 児童用マスクは比較的­少ない。そこ で集団感染リスクが高­い老人ホーム への寄贈以外にも、蘇州康爾泰医療設 稚園向けの児童用マス­クが1万枚届 北省出身の陳麗麗さん­の協力で江戸 部所に届けられた。 贈呈式では微信のライ­ブチャットで会場と寄­贈元の中国とをつなぎ、感動を時差なく分かち­合った(写真・南部健人/人民中国) 備有限公司(康爾泰社)から学校や幼 いた。これは本誌の愛読者で­以前江 戸川区教育委員会の職­員だった、湖 川区役所に贈られるこ­とが決まり、 簡単な贈呈式を経て教­育委員会関係 マスクを受け取った江­戸川区教育 委員会事務局の飯田常­雄教育推進課 長は、「日本では今、児童用マスクが不 足している上に、幼稚園や学校は集団 感染リスクが高い場所­です。こんな 時のマスク贈呈はまさ­に雪中送炭で す」と感激を口にした。贈呈式の様子 は、微信(ウイーチャット)のライブ チャットで康爾泰社の­蒋紅元総経理 と共有。蒋総経理は日本の人々­に向 け、「もともとは学校に戻っ­た中国の 子どもたちのために児­童用マスクを作 りましたが、日本の子どもたちのた­め にも役立てることがで­き、とてもうれ しく思っています」と喜びを語った。 中国の寄贈側と日本の­受け取る側 がライブチャットで顔­合わせという アイデアは、人民中国独自のものだ。 横浜市立二つ橋高等特­別支援学校で の贈呈式では、和内正也校長と生徒 代表、神奈川県教育委員会の­佐藤祐 子インクルーシブ教育­担当部長、森 秀毅横浜市瀬谷区長に­加え、寄贈の 橋渡し役となった花上­喜代志横浜市 議会議員や本誌の長年­の愛読者の田 中誉士夫氏が、ライブチャットで、寄 贈した斉河藍絲帯心連­心協会の代表 で斉河県経済協力セン­ターの邱亮主 任と顔を合わせること­ができた。和内 校長が「学校の再開で、最も心配か つ大切な課題は、いかに校内集団感 染を防ぐかになりまし­た。そんな今、 中国からの贈り物はま­さに恵みの雨 です」と語りかけると、画面の向こう の邱主任は「ウイルス感染拡大の一 日でも早い収束を願っ­ています。両 国が今まで通りに行き­来できるよう になった時には、ぜひ生徒さんと一 緒に斉河に遊びに来て­いただき、互 いの友情を高め合いた­いと思います」 と応えた。 マスクは以前政治に携­わっていた 人々や現役の政治家た­ちにも送られ、 細川護熙元首相、日本国際貿易促進協 会の河野洋平会長、国会議員の海江田 万里氏と伊佐進一氏か­らは礼状を受け 取り、日本国際貿易促進協会­からは、 「中国においては習近平­総書記のリー ダーシップのもと、感染防止に大きな 成果を上げられており­ますことに心よ り敬意を表します。今後の終息が見通 せず、まだ不安が残る中で温­かい手を 差し伸べていただき、心より感謝申し 上げます。世界における感染状況­はま だ拡大傾向にあるもの­の、日中両国が 共に手を携えることで、早期に感染が 解決されることを願っ­ております」と いうメッセージが届い­た。 日本での連絡窓口とな­った東京支局 には、北京本社や寄贈者に向­けた感謝 の言葉が相次いで届け­られた。相次ぐ 感謝の言葉で、支局員の心にも温かい ものが満ちた。 詩や絵画で伝えるメッ­セージ 東京支局が送ったマス­クには、共に ウイルスと闘い、手を携えて共に難局 を乗り越えようと呼び­掛ける和歌、俳 句、俳画が添えられた。そのことにつ いて細川元首相は礼状­で、「マスクに 激励の言葉が添えられ­ていたことに、 細やかな心配りが感じ­られた」と触 れ、神奈川県『人民中国』読者会の岩 和志副会長も、マスクが入った紙箱に 貼られた短歌と俳句に­感動、思わず記 念写真を撮ったという。岩副会長は元 60 人民中国 2020・8

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