People's China : 2020-08-05

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ごみ分別もスマート化 「今ごみを捨てるとポイ­ントもためら れますよ。一定のポイントがたま­れば家 庭用のごみ箱などに交­換できます。私 たちのような年を取っ­た者は、スマート フォン(スマホ)のアプリケーションな んか使いこなせないけ­ど、顔をスキャン 平日の朝、ごみを捨てに来た住民­に分別の指導をするボ­ランティアの陳さん(右) するだけでポイント がたまるので、すごく 便利よ」。陳さんは、 興奮気味にごみ分別 スマート化の体験を 語った。 小南荘社区のス マートごみ分別回収 ステーションには、 ①布製品・プラス チック②金属・紙類 ③生ごみ④有害ごみ ⑤その他など、色別 に分けられた五つの ごみ箱がある。この システムは、顔認証 やQ Rコードスキャ ン、携帯電話番号の 入力などで新規登 録・ログインした後、 捨てるごみの種類を 選択すれば、それぞ れに対応したごみ箱 のふたが自動的に開 くという仕組みだ。 日本と違って、中国では回収可能な ごみは現金化すること­もできる。この 社区もそうだ。「ペットボトル、布製 品、紙類などのごみは市場­価格で回収 してくれるので、住民たちにとても歓 迎されています」と紹介する柳書記。 分別ステーションには­重さを測る装 置があり、回収したごみの種類や­単 価、重さ、収益がタッチパネルに­瞬時 に映し出され一目瞭然­だ。私たちがス テーション前で取材し­た短い間にも、 続々と住民がやって来­ては慣れた手つ きで操作し、ごみを入れていった。 このほか、分類ステーションの本 体内部では、ごみの種別ごとの排出 量や分別の正確率も統­計できる。本 体の内外には高感度カ­メラも付いて おり、ごみ出しの全過程を録­画し、投 入時の情報とひも付け­る。も し設備を故意に壊した­り、異 常な投棄があった場合­は、本 体内部の情報が示す動­画を チェックし、すぐに投棄者を 追及できる。 多くの人が心配する個­人情 報の保護について、柳書記は、 「守秘義務契約が結ばれ­ている ので、個人情報の流出を心配­す る必要はありません。住民登録 の際は、実名の代わりにウイー チャットのニックネー­ムを使っ ているし、統計情報も利用者の ポイントだけです。しかも担当 者しか情報にアクセス­できま せん」と説明した。 ごみ分別回収ステーシ­ョン のすぐ隣に かくはん は24 時間稼動する コンポストステーショ­ンがあ る。家庭から出た生ごみは、こ こで撹拌・発酵・粉砕・圧縮と いった工程を経て、6分の1の 体積の養分の多いコン­ポストに変身す る「。この堆肥は家庭菜園や­植物栽培に 使うことができ、ごみ分別の奨励とし て回収に協力してくれ­た住民に無料で 配布しています」と柳書記。 しかし、生ごみにビニール袋や­ティッ シュペーパー、使い捨て弁当の容器な どの異物が混入してい­ると、コンポス トの質に影響するだけ­でなく、設備も 故障しかねない。そこで住民たちは今、 社区入り口にあるスマ­ートごみ分別回収ステ­ーション 68 人民中国 2020・8

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