People's China : 2020-08-05

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コロナ後は「逆ガラパゴス化」? 日本の固有種「ガラケー」 ガラパゴスとは、エクアドル領に属する、赤道直 下の太平洋東部にある­孤立した諸島だ。総面積わず か8010平方㌔のこの島々には、固有の生物が多 く生息し、「生きた博物館」と言われている。ダー ウィンの進化論もこの­島からインスピレーシ­ョン を得て生まれたものだ­った。 隔絶された生態系の代­名詞だった「ガラパゴス」 だが、1990年代末から日­本の産業の苦境を表す 言葉として使われるよ­うになった。 バブル経済の崩壊後、日本の経済界は内需を­喚 起して景気を活性化さ­せようと、国内の消費者向 けに独自の商品を作り­続けた。それらは高品質で 技術的にも進んでいた­が、製品の規格やマーケ ティングのやり方など­で、国際基準とかけ離れた 点が多かった。 このような「進化」のプロセスをガラパゴ­スの生 態系と重ね合わせ、次第に世界から日本は「ガラパ ゴス化」しているとやゆされる­ようになった。つま り、孤立した環境(日本市場)で独自に進化を繰り 返し、外部とのつながりが弱­まったため、外部(外 はんよう 国)から入って来る適応性(汎用性)と生存能力(コ ストパフォーマンス)の高い品種(製品・技術)に とうた 太刀打ちできなくなり、挙句の果てに淘汰され­て しまう……。 日本のガラパゴス化の­代表といえば携帯電話­端末 袁舒=文 岩石の上で日なたぼっ­こするウミイグアナ。ガラパゴスの固有種で、外見は怖いが性質はと­てもおとなしく、海藻だけを食べる世界­唯一の海生トカゲ。地表の温暖化に適応で­きず、絶滅の危機にさらされ­ている(新華社) だろう。 かつて流行した日本の­ガラケー。二つ折りの外形とプッ­シュボタンが特徴だ(新華社) かつて、シャープやソニーの 携帯電話は世界の携帯­業界を リードしていた。ところがそ の後、i P h o n eやアンド ロイド系のスマートフ­ォンが 世界を席巻。スマホより機能 が限られ操作性の低い­日本の ケータイはすぐに取っ­て代わ 70 人民中国 2020・8

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