ホテル対サービスド・アパートメント勝者は…
ホテルの快適性、アメニティおよび利便を享受できない層は?...長期滞在者は多様な選択肢を検証したいと考えています。
一般的な休暇旅行者の場合なら、4または5つ星の素敵なホテルに1~2週間程度滞在することで観光同様に素晴らしい体験となることでしょう。ただし、長期滞在者の場合、より費用効率が高いながらも満足度では劣らない他の選択肢が浮上します。すなわち、それこそがホテルよりもはるかに安価で現代的な快適な居住空間を享受することのできるサービスド・アパートメントなのです。
以下はバンコクの外国人滞在者にとってサービスド・アパートメントがホテルよりも優れていると考える利点です。
1. 広々とした空間。このことはバンコクの長期滞在者が最も認識する「賛成点」の1つです。サービスド・アパートメントは、その名の通り、大抵のホテルの客室に共通する「スチューディオ」のレイアウト以上に居住空間に近く、リビングとベッドルームが独立し、一部、キッチンスペースが備わっていることから、仕事で疲れ切った後なら、扉を開けた瞬間に家庭的な雰囲気が広がるため、大きな利点となるのです。
2. 家族での居住やグループ旅行にはホテルよりも最適。多くのアパートメントの場合、複数のベッドルームやバスがリビングを中心に配置されていることから、子供連れやカップル等のグループであれば、1つしかないというホテルの客室よりも魅力的です。こうした配置によって各人が十分なプライバシーを確保しつつ、共有の空間では互いが充実した時間を楽しむことができるのです。
3. キッチンの存在。先述したギャレーは単なる付加的な空間以上の価値を提供してくれます。日常的に料理をするかどうかに関係なく、通常サイズの冷蔵庫(ミニバーは実際には冷蔵庫とは考えられません)や電子レンジ等が備わっていれば、食料品やレストランで注文した料理の残り物を保管できるので、食事に際しての食べ物や場所の選択肢が広がります。さらに、料理をする方であれば、自炊と外食を使い分けることで食費面の相当な節約につながります。
4. 押しつけがましい室内清掃が少ない。ホテル滞在の利点の1つは毎日ベッドメイキングをしないで済むことですが、こうした清掃サービスに対応するにあたって日常生活が妨げられる恐れが生じます。ベッドのターンダウン、ゴミや汚物の除去、その他のホテルが導入しているいくぶん過剰な日常的なサービスですが、数週間も滞在していれば、露骨に厄介に感じ、就寝時にドアノブに「起こさないでください(Do not disturb)」のプレートを忘れずに掲げなきゃいけないのは面倒であるのは言うまでもないでしょう。サービスド・アパートメントの管理関係者はこうしたことを認識しているからこそ、室内清掃の回数を週2~3回にとどめており(それ以上の回数は要望があった時のみ)、一般に私たちが日常生活の中で清掃をする頻度に適合しているのです。
5. セルフサービスのランドリー。ホテルのランドリーサービスは便利ですが、気軽に利用できるような良心的な料金設定ではありません。自分自身で洗濯するのに慣れている方なら、洗濯機や乾燥機が完備しているサービスド・アパートメントは魅力的に映るはずです。(お子さんがいらっしゃる方には、洗濯機の利点は今さら説明するまでもないでしょう)。多忙な方であれば、自分自身で洗濯してアイロン掛けを用命すると良いでしょう。ライフスタイルに合うのが何であれ、サービスド・アパートメントなら、入居者自身が選択を下すことができ、万が一、状況が急変しても適応させやすい選択肢が豊富に用意されています。
6. 費用効率性。勤務先の会社が住居費を負担してくれない方にとっては大問題でしょう。長期滞在者の場合、サービスド・アパートメントは賃料と個人支出の双方の面でホテルよりもはるかに経済的です。さらに、数週間から数か月の滞在にかかる住宅費はホテルの数泊分の料金で済みます。
7. 最後に、ホテル並みの施設と設備。滞在先としてサービスド・アパートメントを選択することで実際にあらゆることを断念しなくても済みます。というのは、ホテル並みのプール、ジム、カンファレンスセンター、レストラン、コンシェルジュといった上質のサービスが完備しており、日常のルーティンに適合させやすく、おまけに財布にも優しいという利点が魅力です。 資金面で余裕があるのなら、市内屈指の5つ星ホテルの1フロアを借り切るのを絶対的にお薦めします。ただし、一般の方で生活コストが重要な要素であるのなら、サービスド・アパートメントが最良の選択肢であるのは言うまでもありません。